講演会・ワークショップ「『グラミン日本』の立上げに向けて」(6/2・3、東京)
■「グラミン日本」をともに立上げましょう
草の根金融研究所「くさのーね」では、この間、菅 正広さん(明治学院大学大学院教授)をはじめとした有志による、バングラデシュ「グラミン銀行」の日本版「グラミン日本」の立ち上げに向けた準備を支援しています。
本プロジェクトの対外的キックオフとして、菅さんを講師に招いた講演会・ワークショップを企画しました。
(多賀俊二ホームページ「お知らせ」)
http://tagashunji.net/archives/180
(チラシURL)
http://tagashunji.sakura.ne.jp/documents/20170602grameenjapan_flyer.pdf
当日は、「グラミン日本」がマイクロファイナンスで貧困脱却に貢献する可能性を、参加者の皆様とともに考えます。さらにセミナーの最後には、アンケートにより「グラミン日本」の立上げに向けて共に汗をかき一緒に作り上げていく仲間・スタッフ・インターンを募集します。
ぜひともおいでください。
よろしくお願いします。
(6月1日追記)
いよいよ当イベントは明日および明後日(6月2・3日)の開催となりました。6月1日現在、両日程を合わせた延べ申込数は70名を超え、多くの方からのお申込に感謝します。当日のご参加も歓迎しますが、準備の都合上、可能な限り下記「こくちーず」よりお申込みいただけると助かります。
http://kokucheese.com/event/index/466424/
また、当日は菅正広さんの著書「構想 グラミン日本」の割引販売、その他明石書店様の関連書籍の注文受付も行います。合わせてご活用ください。
なお、開催支援ボランティアの受付は終了しました。お申込された方には別途連絡いたします。
広報文
(転送・シェア歓迎&重複失礼します)
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草の根金融研究所「くさのーね」主催講演会・ワークショップ
「『グラミン日本』の立上げに向けて」
6/2・6/3@東京
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日本の貧困者・生活困窮者に低利・無担保で少額融資を行い、起業や就労によって貧困から脱却することを支援するマイクロファイナンス機関「グラミン日本」(グラミン銀行の日本版)を立ち上げ、貧困のない、誰もが活躍できる社会を実現することについて、皆で語り合い、設立に向けた仲間づくりを目指します。
(多賀俊二ホームページ「お知らせ」)
http://tagashunji.net/archives/180
(チラシURL)
http://tagashunji.sakura.ne.jp/documents/20170602grameenjapan_flyer.pdf
1.開催概要
●日 時
2017年6月2日(金)18:30~20:50
2017年6月3日(土)14:00~16:20
(内容は同様のものですので、ご都合の良い方にご参加ください)
●場 所
レンタルプレイスなかぎん 4F「パイン」
〒104-0061 東京都中央区銀座8-16-10 中銀城山ビル4階
TEL:03-6869-6960
◇JR山手線・東京メトロ銀座線・ゆりかもめ「新橋」徒歩10分
◇都営地下鉄大江戸線「汐留」徒歩7分
◇都営地下鉄大江戸線「築地市場」徒歩8分
http://tagashunji.net/access
●講 師:
菅 正広さん(明治学院大学大学院教授)
ファシリテーター:多賀俊二(草の根金融研究所「くさのーね」代表、中小企業診断士、准認定ファンドレイザー)
●主 催:草の根金融研究所「くさのーね」
共 催:レンタルプレイスなかぎん
●参加費:3,000円(学生2,000円、当日現金払)
2.主なプログラム
● オープニング(企画意図の説明等)
● 菅さんご講演:「グラミン日本」の立上げに向けて
(1)「グラミン日本」とは
(2)「グラミン日本」立上げへの経緯
(3)日本の貧困・生活困窮の現状
(4)「グラミン日本」が目指す社会
(5)世界、特に先進国のマイクロファイナンス
(6)「グラミン日本」のビジネスモデル
(7)「グラミン日本」の立上げに向けた今後の予定
● 質疑応答
● ワークショップ:「グラミン日本」を共に考え、行動する
● まとめ(菅さんからの総括とアンケート記入)
3.お申込み
下記「こくちーず」ページ上のフォームに必要事項をご記入いただき、ご送信ください。下記4.のボランティアの申し込みも、こちらからお願いします。
(URL)
http://kokucheese.com/event/index/466424/
または、件名に「6月2・3日『グラミン日本』講演会・ワークショップ参加希望」とお書きのうえ、以下の必要事項を書き、
taga@e-mail.jp
まで、メールにてお申し込みください。
(記入をお願いしたい事項)
お名前、ふりがな、メールアドレス、性別、学生である場合はその旨、参加予定日(6月2/3日のいずれか)、都道府県、電話番号、開催支援ボランティア(希望する/希望しない)、(以下任意)所属/役職、メッセージ
4.ボランティア募集
本セミナーをボランティアで手伝ってくださる方を募集します(限定各開催日2名、過去の「くさのーね」セミナーのボランティア経験者優先)。
業務内容:会場設営補助、受付補助、記録補助等セミナー開催支援
メリット:本セミナーの参加費を無料にします。
お申込み:上記こくちーずのフォーム上の「開催支援ボランティア」のところ(またはお申込みメールの「開催支援ボランティア」)で、「希望する」を選択し、ボランティア希望をご表明ください。
5.お問い合わせ
草の根金融研究所「くさのーね」(多賀)
E-mail:taga@e-mail.jp
電話:080-1142-3783
多賀俊二ホームページ http://tagashunji.net/
6.開催にあたって
● 深刻化する日本の貧困
現在の日本はかつての「一億総中流」社会とはほど遠く、貧困率は16.1%(2012年、厚生労働省発表)と、国民の6人に1人が貧困ライン以下での暮らしを余儀なくされています。
特に、一人親世帯の貧困率は、1985年以降30年間にわたり一貫して過半数で、母子家庭の貧困対策が急務とされています。
● マイクロファイナンスは途上国のみならず先進国でも貧困脱却に実績
貧困脱却のための政策として、途上国では自立のための少額資金貸付を行うマイクロファイナンスが普及してきましたが、近年の経験では、マイクロファイナンスは途上国だけでなく、イギリス・アメリカ・フランスなど先進国でも貧困脱却に効果がある実績を上げています。
● グラミン・アメリカの経験
今回の講師である菅正広さんは、グラミン銀行のアメリカ版である「グラミン・アメリカ」のシニア・アドバイザーとして、グラミン・アメリカのビジネスモデルを自ら体験されました。
グラミン・アメリカで特に特徴的な点は、先進国ではこれまで不可能と考えられてきた5人一組のグループ貸付によるマイクロファイナンスを実現したことです。借り手の女性たちは、「グループ仲間とのおしゃべりや意見交換は不安や悩み事を乗り越えるのに大きな助けになっている」「グループのメンバーと一緒にいると、家族と一緒にいるように感じる」(※)など、グループ形成による仲間作りやコミュニティのつながりの意義を強調しています。
● 「グラミン日本」実現に向けて志のある仲間とともに!
今回構想している「グラミン日本」は、諸外国の経験に学びながら、生活困窮者に対して就労・起業のための資金を融資し、貧困脱却を支援しようとするものです。日本の実態に合うようにビジネスモデルを創っていく必要があります。金融とともに就労支援などの寄り添いが必要かもしれません。
今回のセミナーでは、菅さんからグラミン日本設立に向けた構想をお伺いしつつ、「グラミン日本」がマイクロファイナンスで貧困脱却に貢献する可能性を、参加者の皆様とともに考えたいと思います。さらに、セミナーの最後には、アンケートにより「グラミン日本」の立上げに向けて共に汗をかき一緒に作り上げていく仲間・スタッフ・インターンを募集します。奮ってご参加ください。
(※)菅 正広『構想 グラミン日本』(明石書店)118・120ページより。
7.講師プロフィール
菅 正広さん(明治学院大学大学院教授)
1956年福島県生まれ。東京大学経済学部卒、英ケンブリッジ大学修士。大蔵省(現財務省)入省後、相馬税務署長、主計局主査、国際局課長、大臣官房参事官、OECD税制改革支援室長、アフリカ開発銀行日本政府代表理事、世界銀行日本政府代表理事などを歴任。この間、北海道大学公共政策大学院教授、米コロンビア大学ビジネススクール・フェロー、グラミン・アメリカ・シニア・アドバイザー、アライアンスフォーラム・カウンシル・メンバー、FDA(NPO)理事、モザンビーク新銀行準備株式会社取締役会長などを務める。
国内外で貧困のない社会の実現に取組み、マイクロファイナンスやソーシャルビジネスの普及により金融包摂・社会包摂を推進してきた。『マイクロファイナンスのすすめ』、『構想グラミン日本』等著書論文多数。