「ソーシャルビジネス・コンサルタントグループ」を設立しました
一般社団法人「ソーシャルビジネス・コンサルタントグループ」設立のご挨拶
（以下のうち、意見にかかる部分は多賀個人のものです）
私こと多賀俊二は、このたび、志をともにする３人の中小企業診断士の方々と、ソーシャルビジネスに対する経営支援を事業目的とした一般社団法人「ソーシャルビジネス・コンサルタントグループ」（以下「ＳＢＣＧ」）を設立し、長田和弘さんとともに、代表理事に就任いたしました。
ＳＢＣＧは、中小企業診断士（以下「診断士」）による自主的研究会「ソーシャルビジネス研究会」を母体としたものです。当研究会の中で以前より、メンバーの専門性を生かしたコンサルティング組織の設立が構想されてあり、これを具体化すべく、２０１６年８月から検討を始め、このたびＳＢＣＧ設立に至りました。
ＳＢＣＧの法人登記は２０１６年１２月２６日に完了していますが、この４月に業務を本格的に開始したことに伴い、下記文面にて、関係各方面の皆様に挨拶状を送付したところです。
中小企業診断士にとってのソーシャルビジネス
診断士の中には、ＮＰＯ・ソーシャルビジネスに対する中間支援組織などのスタッフとして活躍されている方々や、震災復興支援などの現場で活動されている方々もおられます。
しかし、「ソーシャルビジネスに対するコンサルティングは稼げない」という一般的イメージや、ソーシャルビジネスの現場での活動機会の少なさなどもあり、診断士業界全般としては、ソーシャルビジネスを本業として支援する機運は今一つという感が否めません。
こうした現状を踏まえ、私はＳＢＣＧの活動を通じ、多くの診断士の方々がソーシャルビジネスの現場に関わることができる機会提供を行いたいと考えています。また、すでにソーシャルビジネ支援の現場で奮闘されている診断士の方々とは、ぜひともご一緒させていたでき、ともに知恵を絞り、事業を開発させていただきたいと思います。
ソーシャルビジネスのための士業連携の接点になる
弁護士、公認会計士、税理士などの各士業では、ＮＰＯ・ソーシャルビジネス支援のためのネットワークが形成され、活発に活動しているのはご承知の通りです。
こうした士業の中で、診断士は中小企業支援の技能を幅広く持つゼネラリストとして、士業連携の接点となることが期待されています。すでに診断士業界では他士業との連携に向けた動きが進んでいますが、私はＳＢＣＧの取り組みとして、各士業の方々が専門性を生かしつつ連携し、ソーシャルビジネスを立体的に支援するお手伝いを、各ネットワークにご相談しつつ行いたいと考えています。
ソーシャルビジネスを支えるコンサルタントの職能を確立する
もう一つ注目すべき動きとして、この数年、ＮＰＯ・ソーシャルビジネス支援に特化したプロのコンサルタントの方々が、戦略構築・マーケティング・コミュニティ形成・ファシリテーション・ファンドレイジングなどの分野で活躍されています。
私はＳＢＣＧを通じて、すでに活躍されているコンサルタントの皆様とともに、こうしたソーシャルビジネスを支えるコンサルタントの職能を確立する取り組みを、さらに加速したいと考えています。このことにより、ソーシャルビジネスの課題解決や新規創業、イノベーションが進み、各コンサルタント（私自身も）が経済的にも安定すれば、何よりの喜びです。
ＳＢＣＧはまだ設立直後ではありますが、設立目的である「健全・公正で持続可能な社会の実現」に貢献するため、仲間の診断士とともに粉骨砕身の思いで奮励しますので、お引き立てを、よろしくお願い申し上げます。
（ＳＢＣＧ活動内容のご紹介）
挨拶状の文面
（改行・句読点等を一部修正しています）
一般社団法人設立のご挨拶
謹啓 初春の候、ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
さて，かねてより東京都中小企業診断士協会認定ソーシャルビジネス研究会の有志メンバーを中心として、ソーシャルビジネスに対する経営支援を事業目的とした一般社団法人の設立を準備しておりましたが、このたび無事，事業開始の運びとなりました。
一般社団法人の業務は、中小企業診断士を中心対象にソーシャルビジネス・コンサルタントを育成し、NPO等ソーシャルビジネス事業者へ経営支援を行うものであります。
今後は、ソーシャルビジネス事業者への経営支援を通じてソーシャルセクターの活性化に寄与できるよう，最大の努力を傾注いたす覚悟でございますので、何卒倍旧のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもってご挨拶を申し上げます。
敬白
平成２９年４月
一般社団法人 ソーシャルビジネス・コンサルタントグループ
代表理事 長田和弘
代表理事 多賀俊二
理事 土田建太郎
理事 朝比奈信弘
監事 樽本哲
電 話 ０５０－３７５７－６６２９
E-mail info@sbcg.or.jp
